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「HOSTEL」というタイトルのこの映画は、最近見たホラーの中では怖い方だった。
ホラー映画は、思い切り怖くあるべきだ、というのが私の主張。 そんな要求を満たしてくれる映画のひとつだった。 この映画はパソコンでダウンロードしてみたのだが、見終わってからクエンティン・タランティーノが制作し、イーライ・ロスが監督した作品だということを知った。 最初からネットで調べるなど、なんらかの予備知識をもってみていたら、また違った見方もできたかもしれない。 誰がプロデュースした作品だということすら知らず、映画の中に一瞬、三池崇監督が現われるということも知らなかった。 まあ、そういう意味では、純粋にホラーとしての評価ができたのだからよしとする。 映画の序盤では、女性の裸体や男女の絡むシーンが多くて、「この映画、ホラー映画じゃなくて、もしかしてこれエロ映画?」と自分の選択に疑問を抱かせられた。 ダウンロードする過程でカテゴリーを間違えてしまったのかもしれないとも思った。中盤で画面に大量の血を見るまでは、ホラーとエロは同一のカテゴリーでくくられるものなのかと錯覚するほどだった。 アメリカ男3人が、女と刺激を求めてオランダに旅行にやってくる、というところから映画は始まる。 裸の女たちやソフトドラッグのシーンをみているうちに、私は徐々に不思議な感覚に陥っていった。まるで自分がドラッグを吸っているかのような…。映像の魔力だ。 なかなか求めるものを得ることができないアメリカ男3人組は、スロバキアにある某ホステルでの体験談を聞かされる。女たちが外国人を求めて集まっているホステルだと聞き、彼らはすぐにスロバキアへと向かう。そして、そこで恐怖の底に落とされることになる。 後半からは主人公が逃げおおせるのか怖くなり、耳を塞いでみたりトイレに逃げ込んでみたり、怖さをまぎらわすことになった。こうしたはらはらさせられるストーリーは好きだ。 見終わって思ったのは、スロバキアへ行くのは絶対やめよう、ということ。 スロバキアの人たち、よくこんな映画作るの許したなあとその寛大さに感心した。 こんじゅの満足度 ★★★★☆ |